溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
結婚式(玲奈side)
結婚式の準備、医師仕事、華道の仕事、家事、がんばりすぎて、ダウン。
無理し過ぎたかな。
朝までは調子よかったんだけど、交流会終えて、ホテルで食事会になると
立食パーティーで立っているのが辛くなって。
もしかしてきついかもというとき、素早く清史郎が気がついてこっそりと
会場から連れ出してくれた。

「ごめん、清史郎。最後まで出来なくて。。」

「だまってろ。すぐに横にならせてやる。具合悪いのに、アルコール飲むなよ。」

「気が付かなかった…。」

「医師のくせに…。ほんと、いつまでも手がかかる。」

「うん…。いつもありがとう。」

「旦那には甘えてるのか? あっという間に結婚して…。」

「うん、大丈夫。私には、勿体ないような人…。」

「ちゃんと、駄々っ子になれよ、俺たちにするみたいに。」

「うん…。」

そんな会話をしたのは覚えている。



気がついたらどこかの天井で。
あれ、ここどこ?

大きなベッドの横に亮さんがスヤスヤ寝てた。
あれ、なんで?


ぼんやりと寝顔をながめていたら、気配で目を覚ました。
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