溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
告白の後(亮side)
彼女をマンションまで送り届けた。

一大決心で告白したものの半端な状況に、時期を早まったかとも
思ったが、後悔はない。
あれだけ目を惹く容姿に、かわいい性格。
出会う人出会う人に好感を持たれるはず。
告白して俺を意識してくれるなら今日の結果はまずまずだ。


別れ際にありがとうという姿がいちいち可愛くて、どれだけ嵌まってるんだと自笑する。
30目前で初恋かよ。
にしても、次はどうやって誘うかな。
お祝いを改めてやるってのもいいな。
休みが微妙に不規則なのも厄介だ。
彼女も勤め始めたら、ますます休みが合わないだろうな。
いっそ、俺の側で働いてくれたらいいのに。

あれこれ彼女のことを考える俺はいつもの俺からは想像もつかない。
単調な生活から彼女のことを考えていることを幸せだと感じる。

明日も早い。彼女はもう寝ただろうか。
あれこれ彼女のことを考えながら眠りについた。
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