溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
いつもの仕事(亮side)
今朝は早朝呼び出しでフル勤務。
夕方までには上がりたいな。
エントランスで退院患者を見送りにきた。
長らく入院していた方が、無事に退院していくとうれしく思う。
コーヒーでも飲んであと一仕事して帰るぞと思った。
見送りのタクシーと入れ替えに正門へ乗り入れた黒塗りの車が見えた。
運転手が降り、ドアを開け和装女性が降りてきた。
続いて和装の男性。
二人の会話が何気になく聞こえた。
「それじゃ、来週うちな。母さん喜ぶし。お祝いリクエストあったら言えよ」
「ありがとう。楽しみにしてる。何おねだりしよっかなー。」
「無理難題なもんは止めろよ!」
「あ、それいいね。手作りハンバーグとか?」
「食べる覚悟があるなら用意してやるよ、じゃあな。
それと、しっかり師範代として腕落とすなよ、レイナ」
俺は仲良しのカップルがジャレてるなと入口に入ろう背を向け歩き出したら、
レイナと聞こえた。まさかな。
もう一度、振り返り、男と話す女性をみると玲奈ちゃんだった。
和装姿で髪型がいつもと違うけど、やはり彼女だ。
夕方までには上がりたいな。
エントランスで退院患者を見送りにきた。
長らく入院していた方が、無事に退院していくとうれしく思う。
コーヒーでも飲んであと一仕事して帰るぞと思った。
見送りのタクシーと入れ替えに正門へ乗り入れた黒塗りの車が見えた。
運転手が降り、ドアを開け和装女性が降りてきた。
続いて和装の男性。
二人の会話が何気になく聞こえた。
「それじゃ、来週うちな。母さん喜ぶし。お祝いリクエストあったら言えよ」
「ありがとう。楽しみにしてる。何おねだりしよっかなー。」
「無理難題なもんは止めろよ!」
「あ、それいいね。手作りハンバーグとか?」
「食べる覚悟があるなら用意してやるよ、じゃあな。
それと、しっかり師範代として腕落とすなよ、レイナ」
俺は仲良しのカップルがジャレてるなと入口に入ろう背を向け歩き出したら、
レイナと聞こえた。まさかな。
もう一度、振り返り、男と話す女性をみると玲奈ちゃんだった。
和装姿で髪型がいつもと違うけど、やはり彼女だ。