溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
誰でも利用できるこの食堂は上階15階で景観も良く地域の人々が利用する
人気のレストランだ。
2年前に改装してまだ真新しい。

窓際の席へ座って
「着物よく似合うね。ビックリした。和装美人。なんかイベントあったの?」

「今日は母の代理で。」

話を聞くと、親族は華道家で玲奈自身も師範代ということ。
医師以外の彼女の姿に驚いた。
師範代って先生だよな。師匠。海外に住んでいてなれるのか。
なんか、想像以上にすごい子なんじゃないか?。

意外な彼女を知れたことはうれしい。
目の前の彼女は、素人目にも上質だと分かるきものを見事に着こなし、着物に負けず品格を
醸し出す彼女は照れるくらい綺麗だ。
20代そこそこの女性からでる雰囲気とは別格だった。

なのに、本人はフワリと無邪気な柔らかな表情をむけてくるものだから、
なんといってよいものか。

さっきの男性について聞いていいものか。
気になってしょうがない。
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