溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
「実はクルマで降りる所見たんだ。…イケメン男性と。」

聞きにくいけど、彼は誰か気になり、思い切って聞いた。

「イケメン男性?…。ああ、彼は親戚です。私のひとつ上で、時期家元候補。
小さい頃から長期休みになると兄妹みたいに過ごしてて。
うちの兄たちと遊ぶために、よくアメリカにもきていて。」

幼馴染みシチュエーションか。
それって、恋愛感情抜きだよな。
玲奈の様子からはそんな感情は見えないけど、
男の方はどうなんだ。
嫁候補とか思ってないよな。。。

「そうなんだ。仲よさそうで正直灼けた。」


そう、彼女の頬に触れながら、見つめると赤く照れる彼女。

少しは脈あるのかな。ここで会えたこともうれしいみたいに言ってくれたし。


かわいい反応にこっちも少しは期待してもいいかとうれしくなる。
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