溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
「今度、スウェーデン会いらっしゃっいませんか? 日本で留学したり、働いたり、出張ビジネスにく
る友人らと定期的にパーティーやってるんですけど、気軽な会ですし。」

「機会があれば是非。」

「では、決まったらご連絡しますね」

フェリックスさん、大使館員だけあり、スマートで隙がない。
優秀な人なんだろうな。日本語も流暢なはずだけど。




お見舞いも終わり、病室を出ると、
久我さんから
「あと30分で上がるから、終わったらご飯行かない?
君を連れて行きたい店、まだまだあるんだ。」

「お着物なので、洋服に着替えてから出たいかな。
その後で良ければ、是非に。」

「了解。二階にカフェがあるから、そこで待っててくれる?そこまで案内するよ。」

「了解です。でも大丈夫です。院内散策しながらカフェ探しますので」

冒険心か少し期待。
一旦、久我さんと別れた。
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