溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
すると、久我さんからメールが。

“いまどこ?”

“外科病棟の更衣室です。”

“ドアの前にいる。
着物着替え大変だと思って、服借りてきた。”

なんとなく、この格好が恥ずかしくて、ドアを開け顔だけ出す。
久我さんのことばかり考えてたら、突然現れてドキッとする。

「お疲れさま。着替えいるかと思って。って、なんで顔だけなの」
とクスリと笑う。

「これはちょっと恥ずかしいからで。。。」
恥ずかしすぎて目を合わせられない。

なのに、久我さんは爽やかな笑顔で
「もしかしてナース。見たい!出ておいでよ。」

「いや、でも。。。」

なにこれ。何のプレイ。恥ずかしすぎる。
いや、それを言うと、看護師に失礼か。

諦めてドアを全開した。
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