溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
「彼女はおそらく妊婦です!」

「えっ、そうなの?」

「少女が言ってるので確かではありませんが」

「なら、母子ともに危ないですね。」


救急車の音が聞こえた。
二台の救急車
「あなたは女性の方へ同乗してくれないですか?私は運転手の救急車へ同乗するので。」

私が同乗するのかと思ったが、この少女の不安を考えると同乗しようと
医師へ頷く。


救急車へ乗り込み救急隊員に任せる。
心配そうに母親を見る少女へ声を掛けながら病院を目指す。
母親のバッグからスマホがなった。

躊躇ったがでてみる。
彼女の夫だった。
状況を説明するとすぐに病院へいくと言われ、娘を頼むとお願いされた。
奥様は妊娠五ヶ月ということ。

救急隊員へその旨を伝え、到着まで様子を伺う。
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