溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
少し混乱した自分の感情を落ち着かせるようにお料理に集中した。

グリルで焼くだけの放ったらかしチキンや薬味たくさんの鰹のタタキ
シーザーサラダ、タコ飯、焼きなすとミョウガの煮浸しなど。


お酒のおつまみになるようなものを7品。
手間がかかるようなものはないけど、私的には好きなメニューだ。


早めに帰宅して調理を始めたのでまだ夕食には早い時間だ。

もうしばらく休んでもらおうと一旦調理をやめ私もゆっくりした。
メールチェックし、書きかけの論文の修正をしながら過ごす。
亮さんの論文も今度読ませてもらおうと思った。


亮さんは日本の国立医学部を卒業後、医師免許取得後しばらく外科、脳神経外科医として
働き、その後渡米して二年半、主に脳神経外科の研鑽したといってたな。
アメリカでのオペの回数は日本に比べ圧倒的に高いので、短期間の滞在だったが
すごく勉強になったと言っていた。
アメリカはオペ数では若手にもチャンスは多い。
彼のオペは先日、一度しか見てないが冷静、且つ無駄のない動きが記憶に残る。
すごく優秀な医師だと感じた。
私が彼の年になる五年後、あのように落ち着いて出来るのかと疑問だ。
もっと、自分磨きを頑張ろうと思う。


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