溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
グランドピアノに座り蓋をあける。

スッと雰囲気が変わって凛とした彼女の姿が現れた。

心地いい音色は聞いた事のある有名な曲。
小さい頃母が弾いていたのを聞いたことがある。

心に染み込むような音色、素人の俺がきいても相当上手いと思う。
彼女のことだ、一生懸命小さな頃から練習してたんだろうなあ。

終わって、俺は拍手。

「上手いとは思っていたけど、ほんとよかった。
この曲有名な曲だよね。なんて曲?」


「ブラームスの『愛のワルツ』です。習った時ステキな旋律で凄く好きな曲です。
ほんとは連弾曲でこれから亮さんと一緒に奏でていけたらうれしいです。」

曲の説明をする彼女が何かぶっ込んできたよな、今
????

すると、すかさず、

「亮さん、大好きです。」


うわー〜ーーー。
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