溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
彼の彼女になって、三日が経った。

ご近所さんだけど、仕事ですれ違ったりで会えてない。
私もオペの準備で父のいる大学病院へ行ってオペの準備をしたり、
お花のお稽古のために時間を費やしたり。


亮さんはまめにメールで近況を知らせてくれる。

“おはよう、夜勤明け”

とか、

”ランチ食べた“ハンバーグの写メとか。



今日は大学病院でお昼ご飯。
外科の比較的若い先生方数名に食堂に連れてきてもらった。
同年代の男性4名、女性1名+私。

皆さん熱心な医師で、女性医師の方は32才の静香さん。新婚半年さん。
とてもさっぱりした方で、大学病院のことを教えてくれる。
教授の娘と特別視せず接してくれるから付き合いやすい。

男性陣は個性バラバラ。


そこへ亮さんからメール。
“夕方で終わりなんだけど、ご飯食べに行かない?”
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