溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
いざ出発(玲奈side)
早朝に出発。
助手席に乗れるのは彼女だからで。少し緊張する。
クルマ運転してる姿がカッコいいなと思いながら車窓をながめる。

途中高速の休憩で、声かけ事案が発生し心配かけてしまった。

でも、お天気も快晴、空気も澄んでいて別荘地はとてもいい環境のところだ。
別荘のなかも広くてキレイで二人で使うのがもったいないくらい。

明日まで二人きりだよね。
うれしいけど、緊張。どういう態度が正解か分からないけど
いつもの優しい亮さんだ。
彼の隣は居心地いい。

と思っていたら、いきなりギュと捕まった。

「充電」「捕獲」彼の言葉にドキドキするけど、うれしくて。

後ろから抱きしめられた体勢を彼の方へ向けて、甘えたくなる。

「私も充電」

ギュと抱きしめ返した。
優しく髪を撫でられ おでことおでこをくっつけて笑った。
軽く唇にキスをした。

「今はここまで。止まらなくなりそうだ。」

そう言うから、また笑って“そうだね”と
囁いた。
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