溺愛男は恋愛初心女の恋を惑わせる
「今から下山するとすぐに真崎総合病院と言うのがあるので急患で
見てもらってください。
これ私の名刺です。ここの真崎 蓮医師に診てもらって下さい。」


昼食後でキャンプセットはほぼ片付けていたみたいで、その家族は
すぐに病院へ向かった。
亮先生にとても感謝していた。

テキパキと判断して、病院を手配する姿は頼もしい。
病院でもモテるんだろうなあ。
ほんと、素敵なお医者様だ。


「近くに知り合いの病院があるんですね。
寄らなくていいの?」

「ああ、幼馴染かな。小さな頃、ここでよく遊んでた。親同士も仲よかったし。
この前の学会でもあってるから大丈夫。玲奈との時間減るでしょう。」

「そうなんだ。亮さんの小さな頃を知ってるなら会って見たいかも。」

「おれに興味持ってくれて嬉しいけど、貴重な時間がもったいない」

そんな話をしながら鮎釣りを終え、別荘へ 戻ることにした。



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