好きになっては‥‥いけない人☆☆その後

小百合と芹那、花は、
夕飯の準備をして

透と理、大輝は、
三人で話ながら飲んでいた。

透は、二人の息子と
飲めて嬉しかった。

透は、膝に陽を抱きながら
いろんな話をしていた
大輝達が、近くに住んでいる
話しもしていた。

夕飯の準備も整い
みんなで食べる
陽は、花が抱いて
みんなにゆっくり食べてもらっていた。

式の日程の話や
理の両親に病院であった話しもあり、
にぎやかだった。

大輝は、食べ終わると
花から陽を受け取り
花に食べるように進めているのを見て
理は、良い夫婦だなぁと
思っていると。
芹那が、
「相変わらず、大輝は花に
優しいのね。」
と、言う
「そうかな?」
と、答える花ちゃんに
芹那が、びっくりしたようで
「なに?どうしたの?
なにか、あった?」
「ううん。何も変わってないよ。
大輝が、陽中心に回るように
なっているから、私は楽させて
もらっているよ。」
と、答えると
「そうなんだ。
でも、陽ちゃんの
面倒見てくれているなら
いいけど。」
「うん、心配してくれて
ありがとう。」
と、芹那に向かって花はいった。
その間、大輝は何も語らなかったが

花が陽のおむつを変えに
二階の自分達の部屋にいったとき
「俺が、行けなかったんです。
花の苦労も知らずに
ちょっとしか陽を見てないくせに
面倒をさも見てるように
花にグチグチいってしまい
花から寝室を閉め出されました。」
「あら、花もやるじゃない」
と、お母さん。
お父さんは、
「男は、そんなとこがあるな。」
と、ポツリと・・・
「あんなに花、花、だったのに
なんか、がっかりしちゃった。」
と、芹那がいったから
「芹那?」
と、理が止めようとすると
「ああ、本当だよな。
山名にも同じ事言われたよ。
嫁にもらって、俺から離れる事は
ないと安心しきったのか
本当に、なにやってんだろうと
思ったよ。」
「な~んだ、わかってるなら
今回は、許すよ。
だけど、花を本当に大事にしないなら
大輝の元には、二度と帰さないから。」
と、芹那。
この姉妹は本当にお互いを
大切にしているんだな
と、理が思っていると
「ああ、この場で
お義父さん、お義母さん
芹那や理に誓うよ。」
と、大輝は頭を下げた。

少し、シーンとなったリビングに
花が陽を連れて戻ってきて
「お姉ちゃん。
今日はどうするの?」
と、きいてきたから
理の顔を見る
「俺は、勤務だけど
芹那は休みだろ?」
「うん、じゃ、朝一緒に帰る。
それで良い?」
と、言う芹那に透と小百合は
「理君、そうして。」
と、言うと理は
「ありがとうございます。
そうさせて頂きます。」
と、言ったのを見て
「じゃ、お姉ちゃん
陽が寝たので
帰るけどゆっくりしてね。
理さん、お父さんに飲まされ
過ぎないで下さいね。
お父さん、お母さん、お休みなさい。
大輝も、お父さんと理さんと
また、飲んだらいいよ。」
「花、何かあったら連絡してよ。
色々決まったら、連絡するね。」
と、言う芹那に花は頷いて
理も
「花ちゃん、お休みなさい。」
と、言うから花はにっこり
笑った。

父と母も
「「花、陽、お休み」」
と、言うと玄関まで見送り
花は、陽を連れて帰った。

残された大輝は傷ついたような顔を
していたが、皆に挨拶して
花を追って実家を後にした。
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