好きになっては‥‥いけない人☆☆その後

大輝・・・・

芹那達が結婚の承諾を貰いに
義父と義母の家に訪ねて来た日

食事を終えて、寛いだ後
花は、陽を連れて自宅に
戻って行った。
俺に、お義父さんや理と
まだ、飲んだら
と、言い残して・・・・

俺は、何を間違えたんだろう・・
花や芹那に、辛い思いをさせた上に、
あんなに愛していた花を
おざなりにして・・・
花は、もう俺を必要としていないの
だろうか?
こんな俺に呆れているのだろうか?

俺は、お義父さん、お義母さん
芹那と理に挨拶をして
花の後を追った。


走ると少し前を歩く花を見つけた。

俺は、
「花、重いだろう?
荷物持つよ。」
と、言うと
「あれ?大輝
お父さん達と飲んでいて
良かったのに。」
と、言う花に首をふると
「良かったの?」
と、言いながら
陽を渡した。
「起こさないでね。」
二人は、並んで歩きながら
「お姉ちゃんが幸せそうで良かった。」
と、言う花に大輝は
「俺は、二人に辛い想いを
させたのに・・・
そんなことを忘れたように
また、花を傷つけるような事を
して。
なにやってんだろうな
良い年して情けない。

俺は、花がいてくれるから
仕事も頑張れるし
花が家庭を守ってくれるから
スムーズに生活できているのに
本当にごめん。

だけど、もう、
花に俺は必要ないか?
こんな俺に呆れてるか?」
と、花の顔が見れずに
真っ直ぐ前を見てまま話す・・・

花は、何もこたえずに
玄関の鍵を開けて
大輝と陽を先に入れ
自分も入ってから鍵をした。

大輝は、何も言わなかった花に
自分は相手にもされないと
情けなくなりながら
陽をベビーベッドに
そっとおろし陽の寝顔を見ていた。

すると・・・トン‥‥と背中に
「お姉ちゃんの事は
大輝のせいじゃないよ。
私は、大輝に呆れてもいない。

大輝が大好きだから
ずっと一緒にいたいから
結婚したんだよ。」
と、言われて
大輝は、花の手に手を添えて
優しく撫でると
その手を外して
前から花を抱き締めて
花の首元に頭をつけ
「俺も花を愛してる。
愛して、愛してやまないから
結婚したんだ。
これから、大事に大切にする。
だから、ずっと俺のそばにいて。」
と、言うと花は、
コクンと頷いてくれたので
花にキスをしながら抱き上げて
寝室につれていき、
ベッドに下ろした。

久しぶりに花を隅々まで
堪能しながら
何度も身体を繋げ
「はる‥‥きっ‥‥もぅ‥‥むりっ‥‥」
「めいっ‥‥め‥いっ‥‥愛‥‥してる‥‥」
その夜、陽は一度も起きることなく
二人は、久しぶりにゆっくり
眠りについた。
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