言葉にならない愛を、君に

「なんだろうね、恋って。好きって言葉がいえたらどれだけ楽なんだろうって」


たった2文字。でもその2文字の重みはすごい。


「だよね。難しいね。今まで築いてきた関係性があるからこそ、それが壊れたらこわい」

「でも、好きなんだよね。その気持ちはたぶん告白して振られない限り一生続いてくと思う」

「わたし、咲茉のこと応援してるよ本当に」

「当たって、砕けろ、かな？」

「え？」

「実はね、さっき航平くんからメールきて、明日時間ほしいっていわれたの」

「えーー？？？初耳なんだけど、え？なに？やっぱりもうそういう感じなんじゃん！」

「いや、でもほら、なにか全然わからないし」

「そんなことないよ、きっと告白だよ」

「そうだったら、どれだけ嬉しいか。でも、このチャンス逃したくないから、されなかったらわたしからする」

「咲茉・・」