言葉にならない愛を、君に
*
「うわー。すごい人」
バスで10時くらいにテーマパークに着いた頃には人であふれていた。
団体で入るため先生にならってどんどん入っていく。
そこからは夕方まで自由行動だ。
「勇也ーこっち!」
班の人にお別れをして呼ばれた方を見るとすでに向こうも悟と龍はいなかった。
「もうあの2人いったんだ?」
「そうそう、なんでもずっと楽しみにしてたらしくて悟も龍もめっちゃダッシュでアトラクションのほういったよ」
「あはは、そうなんだ」
龍はわかるけど、悟も意外とそういうタイプだったんだなとちょっと意外だった。