言葉にならない愛を、君に

「あ、わかった。俺たちのプレゼント考えてくれてるんでしょ!」

「プレゼント?」

「そう、クリスマスの」

「あークリスマス、ね。すっかり忘れてた」

「ええ、それも違うの。ねえ、咲茉は俺にくれるよね?」

「わかったから、ちょっと静かにして」


航ちゃんと咲茉のやりとりを聞きながら今度は勇也と一緒に笑った。


咲茉は結構航ちゃんにズバズバいう。

でも、それもきっとお互いが想いあってるからこそだと思う。

航ちゃんもまんざらではなさそうだし、なんだかんだ息ぴったり。

それに、わたしと勇也と3人でいたときとはまた違った一面もあって、それを知れるのは嬉しい。


きっと勇也もそんな気持ちで笑ってるんだと思う。
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