言葉にならない愛を、君に
「ちょっと2人にして」
「わかった。なにかあったらいうのよ」
てっきり梨花子の部屋にいくのかと思ったけれど案内されたのはリビングですでに梨花子はそこに座っていた。
「きてくれて嬉しい」
お母さんがでていくのを確認すると、俺の腕に腕をからませてくる。
「そういう意味できたんじゃないから」
「ああ、つまんない、わかってるわよそんなこと」
梨花子はまた元居た場所に戻ると真顔になった。
さっきまでの笑顔はどこにいってしまったのか。