言葉にならない愛を、君に



「やったー!赤点なかった」

「わたしも!!」

無事テストも終わり、赤点もなくちゃんとした冬休みが保証されたわたしたち。


退院して次の日学校にいったときにはみんなから心配された。

先生からもわたしの記憶がないから階段から落ちたということはいわないようにって忠告があったのか、みんな特になにもいってこず、ただ体調が悪くて入院していたということになっているらしい。

そこまで気を遣わなくても、なんて思いながらも、こうなることで芹沢さんが悪者にならないならいいやと思った。


「ねえ、クリスマスさ、プレゼント交換しない?」

「え、いいね。あんまりお金ないからあれだけど・・」

「じゃあこうしない?ひとり一つ用意して回していって音楽止まったときに持ってたものってやつ」

「よくあるやつね。でもいいかも。航ちゃんと勇也にもいってみよっか」

勇也と航ちゃんはもうすでに部活にいってしまっていていない。

わたしと咲茉はそれぞれお昼を食べてからの集合でのんびりご飯を食べているところだ。
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