言葉にならない愛を、君に
「1年なんてあっという間だよ?もう年越ししたらわたしたち受験生っていう新たな名前がつくの。そしたら2人で遊べる時間だって減るかもしれないよ?」
「わかってる。わかってるよ・・」
「チャンスはクリスマスだからね」
咲茉の勢いに圧倒されて、わたしはつい頷いてしまった。
それをみて咲茉はにっこりと笑った。
「じゃあわたしもうすぐ部活だから、先行くね」
「うん、頑張ってね」
咲茉がいったあとも教室でしばらくぼーっとしていた。