言葉にならない愛を、君に
「あ!そういえばプレゼント、みんな用意した?」
「もちろん」
「買ったよ。誰に当たってもいいやつ」
「俺も」
だいぶお腹もいっぱいになってきて、あとケーキが残っているだけという状況でプレゼント交換をすることになった。
咲茉が携帯で音楽を流し勝手に止まるようにタイマーを設定してスタートボタンを押した。
音楽が止まるまでの間4人輪になって時計回りに包装されているプレゼントをまわしあった。
「はい、ストップ!」
音楽がとまったところで自分の手元にあったのは青い包装紙に包まれていた。