言葉にならない愛を、君に



「お願いします、一人暮らしさせてください」

「なにいってるの?」

「もう、耐えられない。この生活が耐えられないんです」

「お前、ふざけてるのか!!誰がお前をここまで育てたと思ってる!?」

「・・ここに置いていただいたのは感謝してます。でも、育ててもらったとは思っていません」

「なんだと!?」


そういってお父さん、と呼んでいる人の手がわたしの頬をぶった。


「もし無理ならわたし警察にいきます。そしたらあなたは虐待でつかまりますよ」

そういった途端、顔色が一気に変わった。
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