言葉にならない愛を、君に

勇也side



**

「おはよ」

「おはよ。はい、これ」

「なに?」

「え、もしかして勇也くん今日なんの日か忘れてるとか?」

何の日・・

「あ、バレンタインか」

「そうだよ」


そんなの、すっかり忘れてた。

今までは毎年のように葵からなにが貰えるのかわくわくしてて、前日は眠れないくらいだったのに。


今年は、もらえるわけないか。

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