言葉にならない愛を、君に


「で、でも、芹沢さんは・・」

「梨花子とは別れた。てかあいつからもう別れてっていわれたんだよ。意味わかんないだろ?でも、あいつもちゃんとわかってたんだよな。あいつも苦しんで、傷ついてきたから。最後はさ、幸せになんないと許さないからとまでいわれたわ」

そういって少しおかしそうに笑う。


「葵、好きだ。俺と付き合ってください」

抱きしめられていた体が離れたと思えば、真剣な顔でそういう。

夢、じゃないよね。


「わたしも、勇也のこと好きです。よろしくお願いし・・・」


ますまで言う前に勇也に強く抱きしめられて言えなかった。


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