言葉にならない愛を、君に

勇也side


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夏休みも中盤にさしかかってきたころ、葵の家族に誘われて3家族でBBQをした。


航平の両親、俺の親父、葵の両親も合わせて計8人。

みんなでこうして集まるなんて小学生以来とかじゃないだろうか。


あの頃はまだ俺のお母さんとお兄ちゃんもいたけれど。


「すいません、なんだか誘ってもらって。それに勇也の食事とかも作ってもらったり本当に感謝してます」

「いえいえ、わたしがしたくてしてるだけですから。それにこうして集まるのもなんかいいですよね」


親父と葵のお母さんが話している横で葵のお父さんと航平の両親も楽しそうに話していた。


俺たち3人が仲がいいのはきっとこうやって両親も仲がいいからだと思う。

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