言葉にならない愛を、君に
「咲茉、すこし焼けた?」
「え?あ、うん、焼けたかも・・」
4人とも外の部活なのでこの夏で焼けた気がするけど、咲茉は結構焼けた気がする。
「わたしあんまり日焼け止めとか塗らなくて・・汗ですぐとれちゃうから」
「それなら俺いいの知ってるよ」
航ちゃんがすかさず口をだした。
航ちゃんは昔から日焼けするのが嫌いで、サッカー部にいるのにほかの部員と比べたら白い。
「よかったらあげるよこれ、まだ家にあるし」
「いいの?」
「うん」
咲茉の目からはなんだかもうハートマークがでてきそうだ。
恋してるって感じがすごく伝わってくる。
そんな咲茉がすごくかわいい。
「葵も、いる?」
「え?あ、ううんわたしは大丈夫」
航ちゃん、ここは空気をよんで・・
そう思ったけれど咲茉は別に気にしてない様子だったからほっとした。