気づいて

••離れたくない


凌平さんは、
スエットの下だけをはいて
頭にタオルをかぶって
リビングに入ってきて
冷蔵庫からミネラルウォーターを
だして飲み始め
私のために、ドライヤーを
取りに行き
戻ってきてソファーに座り
ミネラルウォーターを
テーブルに置いて
私の髪を乾かし始めた
「大丈夫」と、言うが
「やってみたいから、やらせて」
と、言うからおまかせした。

男の人に髪の毛を
乾かしてもらうなんて、初めてだけど
気持ち・・良いなぁ
「ビール飲む?」
「凌平さんは?」
「飲もうかな。」
「じゃ、私も少しだけ。」
「了解」
凌平さんは、ビールと
おつまみも少しだけ用意してきた。
「ありがとうございます。」
と、受け取り
乾杯して飲みはじめだ。
お互いの今日の話をしながら
「凌平さんは、土、日休みなんですか?」
「う~ん、一応。
緊急の連絡がなければね。
ねぇ、莉央、そろそろ
敬語をやめようか?
それと凌平、さんは、要らないかな」
「え~っと、敬語は善処しますが
名前の呼び捨ては・・・」
「じゃ、一つずつね。」
と、言われてビールの缶を
取り上げテーブルに置くと
そのまま抱き締められて
キスをされた。
だんだん・・と深くなるキス
「フ‥‥ゥ‥‥ン‥」
凌平さんが膝の裏に手を入れて
抱き上げられた
「きゃっ」
と、びっくりして凌平さんの
首の後ろに腕を回すと
よりいっそう顔が近づき
凌平さんから
顔中にキスされながら
凌平さんは、足を進め
寝室に入っていき
ベッドの上にそっと下ろされた。

私の上から凌平さんが
私を見下ろしながら
「莉央・・・愛してる」
と、言われ
深くキスをされ、舌を絡めとられる
なにも考えられない間に
パジャマを脱がされ
ブラのホックも外され
胸に凌平さんの手が直接ふれると
莉央の体がピクンと跳ねる
「莉央、綺麗だ。」
と、言いながら
胸を揉み上げられ
片胸先は唇で吸われて
甘噛みをされる。

凌平さんの手は
お腹から腰
腰から太ももに降りて
内側の太ももを撫で回し
唇には、キスを繰り返され
唇から首に降りて
胸をまた吸い上げる
下に降りた手は、莉央の中心を
行ったりきたりして
下着もとられて
凌平さんもすべてを脱ぐと
凌平さんのそれは誇張し
凌平さんが動く度に
私にあたり、恥ずかしくなる
凌平さんの指が
少しずつ私の中に入ると・・
「‥‥やっ‥‥ん‥‥‥」
「莉央、少し‥‥だけ‥‥」
莉央は、初めてではないが
大学時代に数回と伊織との一回だけ
だったからか・・・
狭く痛みがはしる・・・

だが、少しずつ甘い感覚になり
「‥‥アア‥‥フ‥ゥン‥‥」
「りおっ・・いれるよっ・・」
「‥‥アッ‥‥ッゥ‥‥‥ン‥‥」
「ウッ‥‥キッ‥‥ツウ‥‥‥」
凌平は、莉央が心配になり
莉央の顔を見ながら
莉央にそっとキスをすると
そっと、莉央は目を開け
凌平を見て微笑む・・
凌平は、
「大丈夫?」
と、ささやいた
莉央は、うんうんと頷くと
「ご‥‥め‥ん‥持ち‥‥そうに‥‥ない‥‥」
と、言って
莉央の奥を一気に突き上げる
「アア‥‥ン‥‥りょう‥‥へいっ‥‥‥‥」
「りおっ‥‥りおっ‥‥」
凌平は莉央の名前を呼びながら
浅く、深く、腰を突き動かし
二人は一緒に果てた。

凌平は、莉央を抱きしめながら
莉央にキスをする
莉央は、凌平を見て
にっこり笑った。

凌平は、大事そうに莉央を
抱き上げて
シャワーにいき、二人にかける

莉央は、足に力が入らずに
恥ずかしいの連発だったが
凌平が聞かずに
どんどん洗われていき
二人の泡を流し落とすと
莉央の胸を優しく揉みあげていき
莉央の背中がゾワゾワする
「ヤッ‥りょう‥へいっ‥‥」
「ごめん‥莉央っ‥‥‥」
と、言いながら
凌平は、後から莉央に入り
突き上げる
莉央は、足から崩れそうになり
凌平が抱きしめ
より一層密着されて
再び二人でいき
凌平は、もう一度シャワーを浴び
莉央を抱き上げ
ベッドに下ろして
「ごめん、無理させた。」
と、心配しながら言う凌平に
莉央は、首をふりながら
「大学時代に数回しかないから‥‥‥
ごめんなさい、ついていけなくて‥‥‥」
と、言う莉央に
「莉央、もう離れたくない。」
「私も、凌平さんが好き。」
二人は、抱きしめあい
眠りについた。

莉央は、伊織との事は
話さなかった。
伊織自身も覚えていない‥‥かも
しれないことを‥‥‥話すことは
躊躇されて‥‥‥‥



だが‥‥‥‥この事が、
後に自分に
ふりかかって・・くると
莉央は、思っても
いなかった。
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