気づいて
••リフォーム
二人の事を
おばあちゃんは、すごく喜んでくれた。
洋子おばさんから昨夜電話が
入っていたと暴露した。
凌平さんは、
「莉央と凉太が、お世話になり
申し訳ありませんでした。
自分が不甲斐ないばかりに。」
と、頭を下げると
「あなたも沢山傷ついたはず。
私は、なんにもしてないよ
孫とひ孫と過ごせて
楽しかったから。」
と、言って
「こっちにくるなら
ここに住めばよい。
古い家だが、しっかりしているから。
部屋は、沢山あるから
リフォームしたらよい。」
と、言ってもらい
「ありがとうございます。
そう言って頂けて。
莉央も凉太がいるから
おばあ様と一緒の方が
不安がないと思います。
私は、当直もあると思いますから。」
と、言うと、おばあちゃんは
「じゃ、そうしよう。
リフォームは、こちらに任せて
もらって良いか?」
「はい。お願いします。」
その日、夕食を一緒に食べ
リフォームの話しも少しした。
その間、ずっと凌平さんは
凉太を抱いていた。
私には、この場面が
目新しくて、ドキドキ、ソワソワ
一人、落ち着かなかった。
帰りに
「莉央、ホテルに戻って
明日、帰るが連絡するから
一度、莉央の両親にも
俺の両親にも会って話をしないと
いけない。
大丈夫か?」
「はい、少し怖いけど
凌平さんと凉太がいるから
頑張ります。」
と、言うと
凌平は、笑いながら
莉央を抱き締めて、キスをして
「本当は、直ぐにでも
抱きたいけど、我慢する。」
と、耳元で囁くから
莉央は、真っ赤になり
「なっ・・気をつけて、
帰って下さい。」
と、言った。