あなたの好きなおでんの具を知りたいと思うくらいにはあなたが好き
彼、もとい大隈課長が振り返ることなく歩いていった。


初めて涙がでた。


やっぱり人前で泣けないんだ。


強い人は強がりをしないと言ったもんだ。


人に弱い所を見せないで強く見せてるだけの私はやっぱり強くなれない。


…誰かに守って欲しい。


なんて無理だな


そう思うならまずこのとんでもなくひん曲がった性格をどうにかしないといけない。


課長の奥さん、綺麗だったな…


顔がとかじゃなく、愛されてる人の顔してた。
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