あなたの好きなおでんの具を知りたいと思うくらいにはあなたが好き

近づく

「三浦」


「あ、先輩!
わざわざこっちの会社の近くまで来てもらっちゃってすみません」


「久しぶりで楽しかったわよ?」


「ほんとメンタル意味わかんないっすね」


「三浦の毎日謎の質問の方が謎だったわよ」


「俺が連絡しなきゃさみしくて先輩死んじゃうんじゃないかなって思って」


「私はうさぎか」


「似たようなもんでしょ」


「なんなんだほんとに」


と軽口を言い合っていたら店に着いた。
< 27 / 72 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop