あなたの好きなおでんの具を知りたいと思うくらいにはあなたが好き
さっきまではやっぱりやめようかなとか思ってたけど。


やはり人に話すという行為は大切だ。


「大丈夫?」


「大丈夫よ別に。
それにね、本当は1番におめでとうって言ってあげたかったのよ、」


そう、本当はこうやって距離を置いて


2人の結婚を招待状で知るようなのではなくて、1番に報告してくれる相手でいたかった。


そう思うだけで行動に移すことは出来なかったわけだけども。


「先輩って、割といい人だよね?」


「なんだそれ
褒めてもなんも出ないよ」


「えぇ、奢ってくれると思ったのに」


「ふざけるんじゃないわよ
まぁ今日はお世話になったし奢るわ」


「マジ!やったねーー」


楽しそうに笑ってる三浦。


こうみると年下なんだな、と思う。
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