あまい・甘い・あま~い彼に捕らわれて
「はぁ、、、わかった、、、

だからか。だから勘違いしたのか。

杏の香りがしたんだ。

夢かと思った。

杏に触れたいと思ってたから。」

颯馬の指が優しく涙を拭い続ける。

「こんないいわけ信じてもらえないっていうか、、、目の前で最低だと思うけど、杏の香りがして杏と勘違いした。

舌をからめて…甘くなくて杏じゃないって気がついて目が覚めた。

こめん…。

美桜とはそんな関係じゃない」

「美桜さんも…持ってた…。

桜の花のネックレス…」

もうダメだった。
颯馬に聞きたいことがどんどん私の口からついてでる。

< 129 / 182 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop