あまい・甘い・あま~い彼に捕らわれて
ふわふわなシフォンケーキ
今日は朝から挨拶をかわす人たちが微妙な表情を私に向けていた。
はじめは気のせいかと思っていたが、退社するころには明らかに私を見る目がおかしいことに気がついた。
帰り支度をおえて、更衣室から一階の正面玄関に向かう私は、隣を歩く前島さんに声をかけた。
「ねぇ…前島さん、何か私噂されてるのかな…。
なんか、今日は朝から変な目で見られてる気がするんだけど…」
「えっ…」
前島さんが一瞬目を泳がせて小さくため息をつき
「思ったより早く広まってるみたいですね…。
さすが我社ナンバーワンの受付嬢です」
と苦笑いして私を見つめた。
「どういうこと…?」
前島さんの言葉に眉をひそめる。
「昨日坂口さん会社の前でものすごいイケメンのおじさまと腕を組んで歩いてませんでしたか?」
と思いがけないことを聞いてきた。
「あっ!」
小さな叫び声をあげてあわてて手で口を押さえた。
はじめは気のせいかと思っていたが、退社するころには明らかに私を見る目がおかしいことに気がついた。
帰り支度をおえて、更衣室から一階の正面玄関に向かう私は、隣を歩く前島さんに声をかけた。
「ねぇ…前島さん、何か私噂されてるのかな…。
なんか、今日は朝から変な目で見られてる気がするんだけど…」
「えっ…」
前島さんが一瞬目を泳がせて小さくため息をつき
「思ったより早く広まってるみたいですね…。
さすが我社ナンバーワンの受付嬢です」
と苦笑いして私を見つめた。
「どういうこと…?」
前島さんの言葉に眉をひそめる。
「昨日坂口さん会社の前でものすごいイケメンのおじさまと腕を組んで歩いてませんでしたか?」
と思いがけないことを聞いてきた。
「あっ!」
小さな叫び声をあげてあわてて手で口を押さえた。