あまい・甘い・あま~い彼に捕らわれて
「俺と結婚出来ない理由もうないよな?
俺は杏以上には誰のことも好きになれないし、杏より甘くて美味しくて甘い香りを放つ相手はいない。

こんな甘美なご馳走食べちゃったら、他のやつなんて食べれないよ」

口角をあげて妖しく笑いじりじり近づく颯馬に見つめられて後ずさる 。

「逃げるなよ。」

「ひゃっ!」

ワンルームの狭い部屋に逃げ場なんてなくて、後ずさった背後にあるベットにすぐさま押し倒される。

「 杏の親父さんは結婚したくて、子供つくったんだよな?

俺、杏のこと離すつもりないし、誰にも渡すつもりないよ。

今から俺から二度と離れないようにしちゃうけどどうする?

杏が離れないって一生一緒にいるって約束するなら、しばらくは二人でいちゃいちゃするけど?」

私の上にのしかかり、耳をぺろりと舐められて身体が跳ね上がった。

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