あまい・甘い・あま~い彼に捕らわれて
ホテルに入って…

ベットにダイブした杏は…

直ぐにスヤスヤ寝息をたてはじめた。

「…ったく…」

掛け布団をかけてやり、その可愛い寝顔に顔を近づけかけて、おもいとどまる。

小さくて赤い唇に自分の唇を重ねたい衝動にかられるが、寝ている杏に手を出すことはしたくない。

「無防備に寝やがって…」

ベットに腰かけて杏の可愛い寝顔を眺め、苦笑いしながら頭をそっと撫でる。

寝顔を見れるだけでも充分だ。

あきることなく杏を見つめたあと、俺の身体には小さすぎるソファに横になった。


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