あまい・甘い・あま~い彼に捕らわれて
「明日一緒に病院にいこう。

杏に似ても、俺に似ても、むちゃくちゃ可愛い子供生まれるんだろうなぁ」

いたわるように優しく暖かな手がお腹を撫でて、少しこそばゆくて、ちらりと見上げた颯馬が私に触れるだけのキスをした。

「もう…気が変わったりなんかしないよ。

ちゃんと私も好きだから…。

本当はしばらく颯馬と二人で暮らしたかったのに。」

ちょっと拗ねると颯馬がくすりと笑い肩に頭をのせ、頬にあたる颯馬の髪がくすぐったい。

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