あまい・甘い・あま~い彼に捕らわれて
唇を離した颯馬が固まったままの私の頬を優しくなで、私は我に返ってさらに赤くなった顔で睨み付けた。
「あの…」
背後からかけられた声にはっとして恐る恐る振り返る。
前島さんは少し頬を染めて先程よりも目を輝かせて、本田さんは…口を開けたままフリーズしていた。
「もしかして…噂の幼馴染みさんですか?」
「ん?
どんな噂かは知らないけど、杏の幼馴染みの晒名颯馬。
宜しくね」
柔らかな笑顔に前島さんが、さらに、ポッと頬を染めて嬉々として話し出した?、
「あの!
私、坂口さんと同じ受け付けの前島晴香です。
入社からずっと坂口さんには仕事を教えていただいてお世話になってます!
もしかして、晒名さんて晒名総合病院のお医者さんですか?」
「あっいや…」
否定しようとした颯馬の言葉を遮り
「そうなの!
晒名総合病院の医院長の息子なの彼。
私の父と彼の父は大学病院にいたときの同期でほら!さっき話してた昨日の人も大学病院の同期で…」
「やっぱり坂口さんの選ぶ人ってハイスペックですよね~。
今まで誰にもなびかなかったわけわかりますよ。
こんな素敵な人がいるんですもん」
「いや、俺は医者じゃ、、、」
これ以上ここで見世物になりたくなくて私は颯馬の腕に自分の腕を絡めて恋人繋ぎで手を握った。
「あの…」
背後からかけられた声にはっとして恐る恐る振り返る。
前島さんは少し頬を染めて先程よりも目を輝かせて、本田さんは…口を開けたままフリーズしていた。
「もしかして…噂の幼馴染みさんですか?」
「ん?
どんな噂かは知らないけど、杏の幼馴染みの晒名颯馬。
宜しくね」
柔らかな笑顔に前島さんが、さらに、ポッと頬を染めて嬉々として話し出した?、
「あの!
私、坂口さんと同じ受け付けの前島晴香です。
入社からずっと坂口さんには仕事を教えていただいてお世話になってます!
もしかして、晒名さんて晒名総合病院のお医者さんですか?」
「あっいや…」
否定しようとした颯馬の言葉を遮り
「そうなの!
晒名総合病院の医院長の息子なの彼。
私の父と彼の父は大学病院にいたときの同期でほら!さっき話してた昨日の人も大学病院の同期で…」
「やっぱり坂口さんの選ぶ人ってハイスペックですよね~。
今まで誰にもなびかなかったわけわかりますよ。
こんな素敵な人がいるんですもん」
「いや、俺は医者じゃ、、、」
これ以上ここで見世物になりたくなくて私は颯馬の腕に自分の腕を絡めて恋人繋ぎで手を握った。