あまい・甘い・あま~い彼に捕らわれて
翌朝目が覚めると、そのまま抱きあげられて露天風呂に運ばれた。

「ちょっ!

やだっ!颯馬!朝からいやっ」

湯船で身体を丸めると背後から抱き抱えるようにされて恥ずかしくてしかたない。

「昨日はあんなに可愛かったのに素直じゃないな」

「明るいのに恥ずかしい…胸も小さいし…きゃっ!」

颯馬の両手が胸にピタリと当てられた。

「なんで?
俺の手にぴったり収まってちょうどいいよ。
ジャストサイズ。

っていうか…もっと杏を味わいたい…」

「ダメっ…もう無理、、、」

左の肩に颯馬の舌が這う。

「こんなに痕残ってたんだ」

颯馬が触れたのは小さい頃におった大きな火傷の痕だった。

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