あまい・甘い・あま~い彼に捕らわれて
お昼を終えて受付に戻ると前島さんが目を輝かせて待っていた。
「冴島所長って独身ですよね。
玉の輿ですよ、坂口さん!」
小声で耳打ちされて
「違うから!
私にはほら、恋人いるし。
それに一緒にお昼食べても、雲の上の人だし、超絶イケメンで緊張しちゃって喉通らなかったよ」
と曖昧に笑ったが、圭吾によく似た雰囲気をかもしだしていた所長に、内心ドキドキしていた。
土曜日…私は彼の隣に立って歩き、平常心でいられるんだろうか?
『何かあったら連絡できるように』
そう言われて連絡先を交換した。
仕事だとわかってはいても妙にうしろめたい。
心配させて嫌な顔をされるかもしれないが隠し事はしたくない。
颯馬にはきちんと伝えようと心に決めた。
「冴島所長って独身ですよね。
玉の輿ですよ、坂口さん!」
小声で耳打ちされて
「違うから!
私にはほら、恋人いるし。
それに一緒にお昼食べても、雲の上の人だし、超絶イケメンで緊張しちゃって喉通らなかったよ」
と曖昧に笑ったが、圭吾によく似た雰囲気をかもしだしていた所長に、内心ドキドキしていた。
土曜日…私は彼の隣に立って歩き、平常心でいられるんだろうか?
『何かあったら連絡できるように』
そう言われて連絡先を交換した。
仕事だとわかってはいても妙にうしろめたい。
心配させて嫌な顔をされるかもしれないが隠し事はしたくない。
颯馬にはきちんと伝えようと心に決めた。