あまい・甘い・あま~い彼に捕らわれて
「恋人?
あぁ、あの若造のことか。
病院の跡取りなのに、それを放棄して自分勝手にすきなことをやってる無責任な男だろ?」
ふんと小馬鹿にして鼻で笑われて頭にカーッと血がのぼる。
「いいか、直哉や恭一がその気になれば、すぐに晒名総合病院は冴島製薬が吸収することもできるし君の大事な恋人から今の仕事を奪うこともできるんだよ?
わかるかい?
いっている意味が」
ハッとして背中を嫌な汗が伝う…。
「今からでも遅くない。
考えなおせ。恭一ではなくて直哉と今日は出席…」
「おい!!」
背後から怒鳴り声がして消毒薬の香りにぎゅっと後ろから抱き締められる。
「翔平、話はついていたはずだが?
なんでお前が杏といるんだ?」
名前を呼ばれてドキンと心臓が跳ね上がる。
「直哉とも親父とも話はつけたはずだ。
直哉はN社のご令嬢と婚約を進めるんだろ?
杏は俺のものだ。
兄貴のお手付きの女なんて直哉が嫁にするわけないだろ?
スィーツ王子は杏のただの幼馴染みで俺のことを隠すための恋人のふりをしているだけの男だよ。
杏の本当の恋人は俺だよ翔平。」
そういうなり、私の体の向きをくるりとかえて顎をつかむと、片手で後頭部を押さえて激しく唇が合わさった!
あぁ、あの若造のことか。
病院の跡取りなのに、それを放棄して自分勝手にすきなことをやってる無責任な男だろ?」
ふんと小馬鹿にして鼻で笑われて頭にカーッと血がのぼる。
「いいか、直哉や恭一がその気になれば、すぐに晒名総合病院は冴島製薬が吸収することもできるし君の大事な恋人から今の仕事を奪うこともできるんだよ?
わかるかい?
いっている意味が」
ハッとして背中を嫌な汗が伝う…。
「今からでも遅くない。
考えなおせ。恭一ではなくて直哉と今日は出席…」
「おい!!」
背後から怒鳴り声がして消毒薬の香りにぎゅっと後ろから抱き締められる。
「翔平、話はついていたはずだが?
なんでお前が杏といるんだ?」
名前を呼ばれてドキンと心臓が跳ね上がる。
「直哉とも親父とも話はつけたはずだ。
直哉はN社のご令嬢と婚約を進めるんだろ?
杏は俺のものだ。
兄貴のお手付きの女なんて直哉が嫁にするわけないだろ?
スィーツ王子は杏のただの幼馴染みで俺のことを隠すための恋人のふりをしているだけの男だよ。
杏の本当の恋人は俺だよ翔平。」
そういうなり、私の体の向きをくるりとかえて顎をつかむと、片手で後頭部を押さえて激しく唇が合わさった!