Neon


これは……まずいやつ…………?




笑いだした男が私に近づいてくる

『みんな聞いた?働いて返すってさ











ならここで働けば?』




………………へ?





「いやいやいや!!無理です!!無理!!!」






絶っっっ対嫌だ!!こんな人達のところで働けるわけないでしょ!







『おい、蓮……(れん)』

『いいじゃん、玲音(れお)に目ハートにならないなんて好都合だし、こんな面白い子なかなかいないよ?




その代わり、』








近づいてきた蓮さんは私の顎をクイッとあげると、目の奥が笑ってない、美しすぎる笑みで囁いた











『俺らがここにいることバラしたら、お前の人生潰すからな』




「人生……潰す………………」



『そう、簡単にね』







その場にいた他の人たちも「変なことしなきゃいいんじゃな~い?」とかいって助けてくれない


「ま、まって、働くなんて言ってな…」
『はぁ……じゃあ2択な』


玲音さんが口を開く








『ここで働くか、今すぐ蓮に人生潰されるか』






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