揺れる被写体〜もっと強く愛して〜



そうじゃなきゃ止まらない………




僕は、レイを抱いてしまう………




どうして……抵抗しないの……?




キスしながらゆっくりとソファーに押し倒す。
揺れる瞳が歯止めを効かなくする。
バストに触れて首筋を這う。
吐息まじりに
「誰か来ちゃう…」は反則だよ。
余計止まらなくなる………




形の良い柔らかなバストにスイッチが入ってしまう。
Tシャツの裾から手を忍ばせ肌に触れたら反応したレイの表情が、僕を完全に落とした瞬間で………




ジャケットを脱ぎ捨て覆い被さる。
足に触れてスカートの中も……
胸いっぱいにレイを感じて……
もう無理だ………
このままレイをむちゃくちゃにしてしまいそう………




「ジヒョン……本当誰か来ちゃうから…」




「無理……」




抵抗しないくせにそんなこと言うなよ……




こんなに熱くて火照ってる……




「レイが好きだよ……誰よりも」




「ジヒョン……」




「お願い……僕のものになって……」




太ももに触れながらキスする僕に初めて抵抗したレイ。
顔を背けてキスを拒んだ。




レイ………?




「これ以上はダメ……ここ楽屋だし」って体を起こす。
乱れた服を直すから無理やり唇を塞いだ。
抵抗する間も与えないくらい。
絡めた舌に応えてくれてるじゃん……
こんなお預けあんまりだよ……




その時、コンコンとドアがノックされた。
動きが止まる2人。
外から聞こえてきた声はマネージャーだった。




「ジヒョン居るのか?」




何でこんな時に…!
え、連絡してないのにどうして?







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