想われて・・・オフィスで始まるSecret Lovestory
ちなみに佐倉さんと出勤の時間はずらすようにしている。公私混同ととられないように、ちょっとした工夫だ。
佐倉さんは、打ち合わせや出張が入って予定先に直行することもしばしばだから、そんなに大変というわけではない。
「N邸の案件だけど、輸入の資材がなかなか入ってこなくてさ」
菊池さんがぼやいている。
「航空便使ってもだめですか?」
と直斗さん。
「向こうで製造が間に合ってないらしい。工期が延びのびで、施工チームが悲鳴あげてるよ」
「あの、よかったら営業部に業者さんの紹介頼んでみましょうか?」
と申し出る。
「ほんと? 助かるよ」
菊池さんの表情が明るくなる。
「すぐ依頼します」
こうして連携がとれるのも、営業部にいたおかげだ。以前の経験が今に活かせているのが嬉しい。
デスクでせわしなくキーボードを叩いていると、「栗原さん、コピー12部お願いします」と直斗さんからプレゼン資料が回ってきた。
「はい」と手にしてコピー機に向かう。
佐倉さんは、打ち合わせや出張が入って予定先に直行することもしばしばだから、そんなに大変というわけではない。
「N邸の案件だけど、輸入の資材がなかなか入ってこなくてさ」
菊池さんがぼやいている。
「航空便使ってもだめですか?」
と直斗さん。
「向こうで製造が間に合ってないらしい。工期が延びのびで、施工チームが悲鳴あげてるよ」
「あの、よかったら営業部に業者さんの紹介頼んでみましょうか?」
と申し出る。
「ほんと? 助かるよ」
菊池さんの表情が明るくなる。
「すぐ依頼します」
こうして連携がとれるのも、営業部にいたおかげだ。以前の経験が今に活かせているのが嬉しい。
デスクでせわしなくキーボードを叩いていると、「栗原さん、コピー12部お願いします」と直斗さんからプレゼン資料が回ってきた。
「はい」と手にしてコピー機に向かう。