想われて・・・オフィスで始まるSecret Lovestory
いやもう佐倉さんのことより、自分の今後のことをきちんと考えないと。
こんなもやもやした状態で、仕事を続けるわけにはいかない。
いい仕事なんてできないし、周りにも迷惑をかけてしまう。
ソフトの計算式に決められたパーセンテージを入力して、見積もりを作成していると「栗原さん、ちょっといい」と部長に呼ばれた。
なんだろう、立ち上がりながら考える。最近やる気がないとか、そんな話だろうか。ひやりとしたものが、胸をなでる。
反面、それならそれでしょうがないから、思っていることを正直に伝えようと思った。
ところが、打ち合わせスペースにかけるなり、部長から切り出されたのは思いがけない話だった。
「栗原さん、デザイン部から異動の打診がきてるよ」部長も驚いている様子だった。
「わたしがデザイン部、ですか!?」
「ご指名だから、誰かの目に留まったんだろうね」
誰か、の心当たりはあるといえばあるけど、絶対に口にはできない。
こんなもやもやした状態で、仕事を続けるわけにはいかない。
いい仕事なんてできないし、周りにも迷惑をかけてしまう。
ソフトの計算式に決められたパーセンテージを入力して、見積もりを作成していると「栗原さん、ちょっといい」と部長に呼ばれた。
なんだろう、立ち上がりながら考える。最近やる気がないとか、そんな話だろうか。ひやりとしたものが、胸をなでる。
反面、それならそれでしょうがないから、思っていることを正直に伝えようと思った。
ところが、打ち合わせスペースにかけるなり、部長から切り出されたのは思いがけない話だった。
「栗原さん、デザイン部から異動の打診がきてるよ」部長も驚いている様子だった。
「わたしがデザイン部、ですか!?」
「ご指名だから、誰かの目に留まったんだろうね」
誰か、の心当たりはあるといえばあるけど、絶対に口にはできない。