想われて・・・オフィスで始まるSecret Lovestory
「僕、前職は広告代理店の営業で、今はこうしてデザイン部でPR担当をやらせてもらってるわけなんですけど」
直斗さんが言葉を続ける。
「やろうと思えば、佐倉圭介の存在をブランド化することって、簡単なんです。あの才能にルックスまで完璧だから。メディアの寵児になれますよ」
でもそうする気はないんです、淡々とした口調だ。
「どうしてですか」
話の行きつく先が見えない。
「佐倉圭介を時代に消費させたくないんです。彼にはそれだけの才能があるから」
そんなふうにチームリーダーを語れる直斗さんの言葉に胸を打たれながらも、ふと疑問がわいた。
「直斗さんが最終的にやってみたいことって、あるんですか?」
佐倉さんの才能に惚れ込んで、転職を決めたという直斗さん。彼自身おそろしく有能で、ひたむきさとは一線を画した野心を感じさせる、この青年の目指す場所はどこなんだろう。
直斗さんが言葉を続ける。
「やろうと思えば、佐倉圭介の存在をブランド化することって、簡単なんです。あの才能にルックスまで完璧だから。メディアの寵児になれますよ」
でもそうする気はないんです、淡々とした口調だ。
「どうしてですか」
話の行きつく先が見えない。
「佐倉圭介を時代に消費させたくないんです。彼にはそれだけの才能があるから」
そんなふうにチームリーダーを語れる直斗さんの言葉に胸を打たれながらも、ふと疑問がわいた。
「直斗さんが最終的にやってみたいことって、あるんですか?」
佐倉さんの才能に惚れ込んで、転職を決めたという直斗さん。彼自身おそろしく有能で、ひたむきさとは一線を画した野心を感じさせる、この青年の目指す場所はどこなんだろう。