想われて・・・オフィスで始まるSecret Lovestory
「んーだってさ、地頭良くて、コミュニケーションスキルも高くて、人生楽勝で生きてきたイケメンなんでしょ。それが佐倉さんに出会って、生まれて初めて敗北感を味わったというか」
「まぁ、そういうことだよね」
「そこで直斗さんは潔く自分が佐倉さんに及ばないことを認めて、高い壁に挑んでいるわけだよね。それこそ自分から滝に打たれに行ってるみたいな。そうとう気骨があるひとだと思う」
「たしかに」
絵里子の読みの深さと鋭さに舌をまく。
「美織のことも、最初は佐倉さんの彼女だから興味を持ったんだろうけど。一緒に働くうちに、美織の存在が直斗さんにとって新鮮に映ったんじゃないかな」
考え考え、絵里子が口にする。
「新鮮?」
「モテるひとって、逆に自分になびかない相手が気になっちゃうみたいよ」
「わたしが佐倉さんに一途になればなるほど、直斗さんはわたしが気になるってこと!?」
ちょっと頭が痛くなってくる。
「そういうこと」
「まぁ、そういうことだよね」
「そこで直斗さんは潔く自分が佐倉さんに及ばないことを認めて、高い壁に挑んでいるわけだよね。それこそ自分から滝に打たれに行ってるみたいな。そうとう気骨があるひとだと思う」
「たしかに」
絵里子の読みの深さと鋭さに舌をまく。
「美織のことも、最初は佐倉さんの彼女だから興味を持ったんだろうけど。一緒に働くうちに、美織の存在が直斗さんにとって新鮮に映ったんじゃないかな」
考え考え、絵里子が口にする。
「新鮮?」
「モテるひとって、逆に自分になびかない相手が気になっちゃうみたいよ」
「わたしが佐倉さんに一途になればなるほど、直斗さんはわたしが気になるってこと!?」
ちょっと頭が痛くなってくる。
「そういうこと」