想われて・・・オフィスで始まるSecret Lovestory
翌日、わたしは仕事を定時で切り上げて佐倉さんのマンションに向かった。途中でスーパーに立ち寄って、買い物をする。
渡されたカードキーで彼のうちにあがり、紙袋を抱えてキッチンに入る。スマホをチェックすると、『あと一時間くらいで帰れそう』という彼からのメッセージが届いていた。
ワインは佐倉さんが用意してくれているので、わたしは料理担当だ。
ムール貝とマッシュルームのアヒージョ、フムス(ひよこ豆)のディップ、ルッコラと紫玉ねぎのサラダといったものを手早く整える。自分なりに取り合わせを考えて試作をかさねたメニューだ。バケットをたっぷりと、ちょっといいチーズも用意した。
インターフォンが鳴ったのでモニターに駆けより、佐倉さんの姿を確認してロックを解除する。待ちきれなくて玄関でスタンバイしてしまう。
玄関のインターフォンが鳴り終わる前に、ドアを開けていた。
「おかえりなさい」
「ただいま」と佐倉さんの腕がわたしを抱き寄せる。
「初めてこのうちのインターフォンを鳴らした。待っててくれるひとがいるっていいな」
そしてかるくキスを交わす。
渡されたカードキーで彼のうちにあがり、紙袋を抱えてキッチンに入る。スマホをチェックすると、『あと一時間くらいで帰れそう』という彼からのメッセージが届いていた。
ワインは佐倉さんが用意してくれているので、わたしは料理担当だ。
ムール貝とマッシュルームのアヒージョ、フムス(ひよこ豆)のディップ、ルッコラと紫玉ねぎのサラダといったものを手早く整える。自分なりに取り合わせを考えて試作をかさねたメニューだ。バケットをたっぷりと、ちょっといいチーズも用意した。
インターフォンが鳴ったのでモニターに駆けより、佐倉さんの姿を確認してロックを解除する。待ちきれなくて玄関でスタンバイしてしまう。
玄関のインターフォンが鳴り終わる前に、ドアを開けていた。
「おかえりなさい」
「ただいま」と佐倉さんの腕がわたしを抱き寄せる。
「初めてこのうちのインターフォンを鳴らした。待っててくれるひとがいるっていいな」
そしてかるくキスを交わす。