切愛願望~極上御曹司の庇護欲からは逃げられない~
涼華さんの隣の席に座り、早速いただきますをしてパスタを食べ始める。
「あんた、餌付けしてない?」
スーッと涼華さんが目を細めて玲司さんを見るが、彼はポーカーフェイスで返した。
「心外だな。ただうちの子にご飯食べさせてるだけだよ」
「うちの子ねえ。まあ、玲司のとこにいるなら、美月ちゃんも安全ね。いい美月ちゃん、お母さんが連絡してきても会っちゃだめよ」
涼華さんの忠告に固まった。
……多分、玲司さんから私の話を聞いて心配で彼女はここに来たのだろう。
でも、今日母から電話があったなんて言えなかった。
自分の肉親だからかもしれない。
人に自分の母親のことを悪く言われるのは嫌なのだ。
それに、彼女に心配をかけたくなかった。
大丈夫。私が母を相手にしなければいい。
「はい。気をつけます」
笑顔を作って当たり障りのない返事をした。
「あんた、餌付けしてない?」
スーッと涼華さんが目を細めて玲司さんを見るが、彼はポーカーフェイスで返した。
「心外だな。ただうちの子にご飯食べさせてるだけだよ」
「うちの子ねえ。まあ、玲司のとこにいるなら、美月ちゃんも安全ね。いい美月ちゃん、お母さんが連絡してきても会っちゃだめよ」
涼華さんの忠告に固まった。
……多分、玲司さんから私の話を聞いて心配で彼女はここに来たのだろう。
でも、今日母から電話があったなんて言えなかった。
自分の肉親だからかもしれない。
人に自分の母親のことを悪く言われるのは嫌なのだ。
それに、彼女に心配をかけたくなかった。
大丈夫。私が母を相手にしなければいい。
「はい。気をつけます」
笑顔を作って当たり障りのない返事をした。