切愛願望~極上御曹司の庇護欲からは逃げられない~
キスを終わらせると、彼女がくず折れそうになって、慌ててその身体を支えた。
「キス、腰が砕けそうなほど良かった?」
「……玲司さん、特別ってどういう意味ですか?」
肩を大きく上下させて息をしながら美月は俺を見る。
「それは美月が知ってるんじゃないかな? 昨日美月は俺のことを特別って言ってたよ。大好きな玲司さんとも言ってたな」
"愛してる"と口にするのはまだ抵抗があった。
自分が人を愛した経験がなかったから。
だが、彼女が俺にそれを教えてくれるんじゃないだろうか?
「う……そ」
青ざめる彼女の反応が面白い。
「酔ってて可愛かったよ。動画撮っておけばよかったな。でも、俺がいないところでお酒は飲まないこと。美月は絶対酔っ払って、男にホテルに連れ込まれるからね」
忘れず注意するが、美月はまだ「私、玲司さんにそんなこと言ったの?あ~、私の馬鹿〜!」とかブツブツ言って頭を抱えている。
「キス、腰が砕けそうなほど良かった?」
「……玲司さん、特別ってどういう意味ですか?」
肩を大きく上下させて息をしながら美月は俺を見る。
「それは美月が知ってるんじゃないかな? 昨日美月は俺のことを特別って言ってたよ。大好きな玲司さんとも言ってたな」
"愛してる"と口にするのはまだ抵抗があった。
自分が人を愛した経験がなかったから。
だが、彼女が俺にそれを教えてくれるんじゃないだろうか?
「う……そ」
青ざめる彼女の反応が面白い。
「酔ってて可愛かったよ。動画撮っておけばよかったな。でも、俺がいないところでお酒は飲まないこと。美月は絶対酔っ払って、男にホテルに連れ込まれるからね」
忘れず注意するが、美月はまだ「私、玲司さんにそんなこと言ったの?あ~、私の馬鹿〜!」とかブツブツ言って頭を抱えている。